不倫の悩みから解放されたい
不倫のあの人と別れたいのに別れられない と悩んでいたH美さんの事例です。
(27歳 OL 面談回数 12回)
※ご本人の許可をいただいた事例のみご紹介しています。
■催眠療法(ヒプノセラピー)とカウンセリングを始める前
H美さんは 入社6年目のOLです。
H美さんと同期の女子社員は3年前に結婚退社してしまい、
「あ~いいなぁ、私も結婚退社したいなぁ」と常に思っていました。
しかし、恋愛しても結婚までいかず、とうとう2年前、会社の上司と不倫の関係になってしまったのです。
初めはスキャンダラスな感じが刺激的で、毎日会社に行くのも楽しくて うきうきと過ごしていました。
上司も優しくて「大人」という感じでした。
しかし、彼が自宅に帰ると、携帯の電話は切ってしまうし、子どもの行事には必ず参加するし、家族の誕生日、クリスマスなどは必ず家に早く帰ってしまうのです。不倫だからしょうがないと思っていましたが、だんだんH美さんは思い始めたのです。
「私は彼にとって何?私は 都合のいい女?」
しかし、そう思ってはみても やっぱり彼に会いたくなってしまいます。
別れる意思を告げると
「H美がそう言うならしょうがないな。僕は甘えていたよね。ごめんね。」
と彼に言われ、涙ながらに別れたとしても、
また2週間もすれば 寂しくなって 元に戻ってしまうのです。
彼は家庭を大事にする人。
そんな彼が好きなのだけど、彼との付き合いも2年になった今思うのは、このまま彼といたいけれど
結婚はできない、
ならば 私はずっと陰で耐えるしかない。そして27歳という年齢もプレッシャーになっていたのでした。
「やっぱり別れよう、そして私も結婚して子どもが欲しい!」
そう決心してからも さらに半年間。 H美さんは やっぱり別れられずに苦しんでいたのです。
■催眠療法(ヒプノセラピー)とカウンセリングを始めて
私のところに相談にみえて 以上のような状況を丁寧にヒアリングしました。
頭では 彼を別れたい と考えていて、一方で なかなか別れられずにいて
ずっと苦しんでいました。
そこで 催眠療法により 彼女の無意識に次のような暗示を与えていくことにしました。
「彼への気持ちは思い込みで、
本当はH美さんのことを一番に考えてくれて、
一番愛してくれる人を 待っているんですよ。
あなたは自分が幸せになれる道を選べます。
いつも自分の幸せに向って歩いていけます。」
■催眠療法(ヒプノセラピー)とカウンセリングのその後
そんな ポジティブ志向の暗示を何度も 催眠状態の中で与えていった
ある日、
「会社で彼を見た時に、『なんでこの人をすきだったのだろう?』と思ったんです。
一緒にご飯を食べに行っても 楽しくないんです。」
と話す H美さん。
「今度、友達が 彼の友達を紹介してくれるっていうんです。
今までなら彼以外の人と行っても楽しくないと断っていたのですが、今回は行くことにしました。
何だか春のおとずれのように うきうきとした気分なんです!」
そう楽しそうに話をしてから、2週間後には 彼とは正式に別れたそうです。
彼のほうは、まさか H美さんが本当に別れることはできないだろうと思っていたため焦り、
「愛してるのは H美だけなんだよ」とすがるように言ってきたそうですが、それを聞いたH美さんは
心から吹っ切ることができたそうです。